2013/02/10

大阪市立大学特別講義のアンケート結果

2013年1月21日(月)~22日(火) において大阪市立大学にて、大学院生に対して集中講義する機会をいただきました。

内容は、炭素材料とキャパシタ電極に関することが主なところでした。
講義終了後のアンケート結果を記します。

「へぇ~」が多かったのでよかったと思います。
さらに講義の内容に磨きをかけて精進します。

熱心に聴講してくれた学生さんにも御礼申し上げます。





平成24年度 大阪市立大学特別講義

講義中および終了後のアンケート 受講者数 14人

「炭素材料の基本的な考え方と今後の新たな展開」(大阪府立大学・武藤明徳)

1.「へぇ~」と思った回数  のべ 292 回 (最高40回、最低12回)

「へぇ~」と思うたび、「正」の字を書いてください。


「へぇ~」の総数
1人あたりの「へぇ~」の回数
1.炭素材料の物理化学的性質

67
4.8
2.多孔性炭素材料の製造と機能

38
2.7
3.金属-炭素複合材料の開発

27
1.9
4.キャパシタ用炭素電極の開発
 -電解液に注目-
43
3.1
5.炭素材料のモデル化

46
3.3
-電解液に注目-
34
2.4
7.マイクロリアクターによる
炭素材の調製
(講義参加13人)
35
2.7
合計
290
17.9

2.講義の中で興味が持てた点を書いてください。

・炭素に金属を担持できる点。
・活物質を担持させれば面白い電極になりそう。
・界面活性剤を添加すると濡れ性が上がる。
・電極は固体という固定概念を持ってしまっていたので、スラリー電極に驚いた。
・電池に関する知識を持った状態からキャパシタをみると共通点、相違点が明確になりキャパシタの理解に非常に役立った。
・ミクロ孔、メソ孔、マクロ孔などさまざまな手法や原料によって異なる材料の合成を行ってみたいと思った。
・細孔を作る際の賦活具合などによって電解液のぬれ性が変わり、電気化学挙動が変わるところが興味深かったです。
・現在、厚み電極を使うことを目的としている部分もあるので、ぬれ性を考慮していく必要性を感じました。
・吸着量の信頼度。
・測定条件をしっかり分かっていないと数字をうのみにしてしまう危険性があると再認識しました。
・グラファイトの電子電導性がエッジ部分と面部分で異なるということ。
・炭素材料中にイオンが吸着し、状況に応じて凝縮が起こるということ(リチウムイオンの挿入脱離の不可逆性について)
・式を用いて数値的に解析する方法は興味がわいた。特に吸着モデルに関しては授業であまり深く学ばなかったので、後で自分で調べてみようと思う。
・最後の半日、授業を増やしていただきありがとうございました。
・電池とは異なるキャパシタについて少し興味を持った。
・以前からキャパシタ内部ではRedoxが起こっているかどうか気になっていた。
・“白石”といった複雑な炭素の構造があることに感動しました。
・電池と違った特性を持ったキャパシタに興味を持った。
・その電極に使われる炭素は表面積、細孔の大きさによって静電容量が変わり、金属をドープすることで容量が伸びるところが面白いと感じた。
・リチウムイオン電池とキャパシタを併用してキャパシタで大電流に耐える能力を持たせ、小さい電流を充電されたキャパシタから流して電池を充電するという発想は面白いと思いました。
・ミクロで見た細孔の影響考えるというキャパシタとしての炭素電極の話、とても興味深く聞くことができました。ありがとうございました。
・キャパシタと電池(リチウムイオン蓄電池)の違いに興味を持ちました。
・長寿命、高密度、高容量に対してのアプローチの仕方がキャパシタの電池で異なっているところもありますが、非常に似ているなと思うでもあったのでキャパシタについてもさらに学んでみたい、実際に手で触って実験をしてみたいと思いました。
・キャパシタは電池の急速充電器や充放電の補助をしているという話が大変興味深かった。 iPhone 3では3つ、iPhone 4っというように、キャパシタだけでは安定した電圧は取り出せないし、電池だけでは充放電による劣化が著しい場合があるのでお互いの弱点を補えるいい関係であることが分かった。
・多孔性炭素材料の構造。
・金属を感心した炭素複合材料(含浸する順番が重要であること)
・細孔開発線図の利用。
・イオン交換樹脂を用いた金属炭素複合材料。
・マイクロリアクターの構造。

以上

2013/02/06

飯島澄男先生の講演を聴く機会があった。


カーボンナノチュ-ブの発見
飯島澄男先生の講演を聴く機会があった。

簡単だが、メモを書いておくことにした。

・「偶然」は準備のできている人にやってくる。
・ある程度、極めないと奥の院一おもしろいことは見えてこない
・東北大、アリゾナ大学、NEC、名城大学
武者修業により、新しい考え、師匠を得ることができた。これも大きな財産である。

若い人へのメッセージ

「知職より創造力」
「得意な分野を見つけよう。そして、果敢に挑戦しよう」



2012/12/14

3年生の研究室訪問

今日は突然でしたが、来年4年になって研究室配属になる3年生の訪問を受けました。

配属は、まだ先(4月)のことですが、今から研究室を調べてみるのは決して早すぎません。
自分の将来に関することですから、今のうちにどの研究室はどんな先生がどんなふうに指導するのかを知っておくのは当然です。

僕の場合は、講義の印象と研究室での指導はかなり異なると思います。
(学生にしかわからない。それも研究室を訪問すればわかることです)

学会発表、論文の執筆、定期的な研究報告会などがどのように行われるのか、
それは学生さんの成長に直結するものですから、ほんとうによく調べて、配属先を決めましょう。

今日、訪問してくれた学生さんは、私の研究室を希望してくれているようなのですし、大学院進学も希望しているとかで、ほんとうに楽しみにしています。(気が変わらないでね。)









というわけで、今から「いい研究課題」を準備したいと思います。

日本のエネルギーと資源の問題を解決するテーマです。
これはやりがいあります。ぜひ、一緒にやりましょう!



(毎年、今頃から4月からの始める4年生のための卒業研究のテーマを準備するのですが、やっぱり、実際に来てくれて顔を見ると、ワクワクした気持ちで準備ができます。そういう意味では、実際に希望が叶うかどうかは別にして、早いうちから希望する研究室に挨拶(顔を出して)しておくことは、よいことだと思います。)




2012/12/11

大阪府立懐館高校よりうれしいお手紙

体調がすぐれなかったり、風邪ひいたりでだいぶあきました。
少しずつ書き続けていこうと思います。

今日はうれしい手紙をもらいました。
先日、大阪府立懐館高校で出前講義をしました。
そのお礼状です。

生徒さんの感想は、私にとっても励みになります。
これからも大学外の若い人の応援をできればいいなと思います。







2012/11/23

懐風館高校セミナー(出張講義)


昨日(2012年11月22日)は、大阪府立懐風館高等学校にて出張講義を行いました。


対象:高校1および2年生(15名)
時間:70分(講義は正味60分)
題目:「夢のある炭素材料の話」





1年生と2年生ですから、化学を学習した生徒さんとまだ学習していない生徒さんがいるので、
どういう話にするか、やや苦労しましたが「生活に密着した炭素材料」をイントロダクションにしました。

午後からの授業ですので、「眠気」との戦いでもあります。

緊張感をもちながら楽しんでもらおうと、予めアンケートを配布しました。
「へぇ~」と思ったらそれを数えておいてください
(学級委員選挙のときのように「正」の字を書いていく)、と新しい試みもしてみました。

生徒さんは、60分ほぼ集中して聞いてくれました。(大学の講義でも応用できるかもしれない)


以下は、そのアンケートの結果です。

また、出張講義でやってみたいと思います。


アンケートおよびその結果を全て記します。


1.「へぇ~」と思った回数         回

「へぇ~」と思うたび、「正」の字を書いてください。


「へぇ~」の回数
人数
25
23
20
15
10
8
7
2
6
2
5
1
4
2
3
2
合計 146
合計15
一人あたりの「へぇ~」 9.7
1分あたりの「へぇ~」 2.1
76秒あたり1回の「へぇ~」

★正味の講義時間を60分として計算





2.講義の中で興味が持てた点を書いてください。

・穴を作る方法に興味を持てた。ゼオライト。
・椿の研究について。炭素材料が生活のいろんな面で役立っていること。
・炭素材料。細孔。
・炭素は、匂いや毒を吸い取ったりしている。炭素だけで何でも出来る。
・炭素材料の構造。
DNAではたった4つの分子の組み合わせからできている。サッカーボール状のフラーレンはC 60個。フラーレンの仲間。カーボンナノチューブは鉛筆の芯と同じように、電気を通しやすい。賦活。
・活性炭やフラーレンの使い道。孔を開ける方法。
・炭素材料の構造。
・同じ炭素なのにダイヤモンドと黒鉛が全く違うのが不思議。
孔を作る方法がいろいろあり面白い。
・炭素材料の構造、カーボンナノチューブのこと。
・孔を作る方法、キャパシターのこと。
・細孔をつくる。孔をつくる。
・鉛筆の芯。
・形を変えるところ。どうやって形を変化させるのかなって思いました。

3.感想を自由に書いてください。

・炭素について、いろいろな話を聞いてすごく楽しかった。
・身の回りには、炭素がたくさんあることがわかった。
・炭素についての認識がシャーペンの芯やダイヤモンドの材料ということしかなかったんですが、とても生活に深く関わっていて、認識が大きく広がりました。
・話が難しかったです。知らないことがいっぱいあってとても勉強になりました。
・面白くなりそうです。化学が得意なのでよく分かりました。
・難しくて考えるのが大変でした。難しすぎてあまり理解ができなかったです。すいません。でも、いろいろと面白かったです。
・化学の力でいろんなことができるんだなと思いました。
・構造が変わるだけで同じ原子なのに、ダイヤモンドや鉛筆の芯の様に見た目も硬さも全く変わってしまうのがとても不思議だと思いました。
・炭素が車に使われていると聞いてびっくりしました。
・時間があれば、キャパシターの話を聞いてみたい。
・高校の授業より長かったけど、あまり疲れを感じなかった。
・今回の講義の炭素材料は本当に夢があると思いました。いろいろな形にしたり、孔をあけたりして、まだ効果もわからないいい効果になれば良いと思っています。
いろんなこと知れてよかったです。全然知らないことばかりで難しかったけど、勉強になりました!
・孔をつくる方法は、いろいろできるんやなって思いました。ポップコーンのことは深く考えたことがなかったので、すごいなって思った。
・いろんな言葉が次から次へといっぱい出てきたので、理解するのが少し大変でした。
・大学の授業は難しいなって少し思いました。でも、勉強になったし、楽しかったです。
・理系の大学を目指しているので、良い経験になりました。
・毒を吸収するのは知っていたけれど、飲むものがあるのにびっくりした。もっと詳しく知りたくなりました。


以上