2016/07/14

160714  物理化学IIB 中間試験。
査読報告 1件。

昨日の中間報告の要旨,およびスライドのファイルを受領。
それぞれの課題を認識して,精進して欲しい。
次の中間報告時には,これより進化していることを期待しています。
日々の研鑽が大切です。


2016/07/13

160713 研究室中間発表会


研究というものは,そう簡単に進まない。
でも,コツコツと実験を重ねて考えつづければ,時々,ぐーんと進むこともある。
M1の発表を聞いて,どうやら,論文投稿できそうと判断した。
これから,傾斜のある坂道を登ることになるけれど,その覚悟を確かめてみようと思う。
これでM1,3人全員の研究成果をジャーナル(学術専門誌)に投稿することになる。
3人ともさらに研究を進めて,もう1報を来年の秋までに投稿したいと思う。
そうすれば,修士論文が英語で書けることになる。
この夏から,ぜひ,頑張ろう。

2016/07/12

160712 今日は企業の方から解乳化に関する研究相談を受けました。
いろいろなところでエマルジョンが発生してお困りのようですね。
この企業様は,解乳化装置を作ってみたいとのご希望もあるようです。
面白い展開になりそうです。

学生の皆さん,新しいプロセスの開発研究に携わってみませんか。


2016/07/11

1607011
交流電場によるエマルジョンの解乳化に関する論文が発行となりました。
----------------------------------------------------------------
Article title: Effects of organic solvent and ionic strength oncontinuous demulsification using an alternating electric fieldArticle reference: COLSUA20764Journal title: Colloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering AspectsCorresponding author: Prof. Akinori MutoFirst author: Dr. Akinori MutoAll authors: Akinori Muto, Yuichi Hiraguchi, Koichiro Kinugawa,Tomoyuki Matsumoto, Yuki Mizoguchi, Hayato TokumotoFinal version published online: 4-JUL-2016Full bibliographic details: Colloids and Surfaces A: Physicochemicaland Engineering Aspects  (2016), pp. 228-233DOI information: 10.1016/j.colsurfa.2016.06.037----------------------------------------------------------------
2016年8月23日までですと,こちらから閲覧およびダウンロードが可能です。
http://authors.elsevier.com/a/1TJu03IywU06UQ


閲覧およびダウンロードができない場合はお知らせください。


3名の学部4年生,1名の修士課程学生の研究成果です。

自分の研究成果を論文にしたい意欲のある学生を歓迎します。

Tomoyuki Matsumoto君の研究は学術専門誌に2本掲載となりました。
Yuichi Hiraguchi君はの研究は学術専門誌に1本掲載となり,さらに国際会議で発表予定です。
Koichiro Kinugawa君の研究は学術専門誌に1本掲載となりました。
Yuki Mizoguchi君の研究は学術専門誌に1本掲載となり,さらに国際会議,国内学会で発表予定です。

社会に出る前に思う存分研究し,英語の論文を書いてみるのもよい経験です。
将来,役に立つとと思います。

2016/04/21

160421 The 2016 International Conference on Advanced Capacitorsにて研究成果を3件発表します。
2016年5月-27日,大津市

http://www.icac2016.org/#!blank-1/ewoc9

5月24日
【Invited talk】
1O-03 9:15-9:30
Capacitive Performance of Mesoporous Carbon with CO2 Activation
Akinori Muto (Osaka Prefecture University)

【Poster】
1P-03 18:00-19:30
Preparation of porous carbon material from melamine–polyacrylonitrile (PAN) composite fiber and its capacitive performance
 Akinori Muto, Shohei Wada, Yoshiki Yamato, Hayato Tokumoto, Seiji Suga (Osaka Prefecture University, Japan Exlan Co. Ltd, Okayama University)

5月25日
【Poster】
2P-03 18:00-19:30
 Preparation of Porous Carbon Material for a Capacitor Electrode from Cellulose
 Shengkang Wei, Akinori Muto, Hayato Tokumoto (Osaka Prefecture University)

2016/04/12

160412 大学院入試 工学研究科


博士前期課程 学生募集要項(平成28年度秋(9月・10月)入学/平成29年度春(4月)入学)


博士後期課程 学生募集要項(平成28年度秋(9月・10月)入学/平成29年度春(4月)入学)


がHPに掲載されました。

http://www.osakafu-u.ac.jp/admission/graduate/engineering.html

2016/03/31

160331 The 5th Asian Conference on Innovative Energy and Environmental Chemical Engineering (ASCON-IEEChE 2016)への研究発表が受理された。

http://www.ascon-ieeche2016.org/index.html

M1がポスター発表する。
英語の論文にも挑戦してもらおう。

2016/03/26

160326 スラグ流とは何だろう?

スラグ流とは,水と油,もしくは液体と気体のように異なる相が細い流路内を交互に並んで流れる流動状態です。それぞれの相の中で循環した流れが生じるので相間の反応速度,抽出速度は非常に速くなります。また,流路から出るとすぐにそれぞれの相に分かれますので,化学プロセスにとって有利です。私の研究室ではこの流れを上手く利用した分離技術の研究開発をしています。

このスラグ流を利用した新しい化学プロセスの開発に思う存分参加してみませんか。



2016/03/24

160324 卒業式

4月からの新しい場所,新しい立場での幸せを祈ってます



2016/03/21

160321 卒業研究と卒業論文の意味 (その2)
研究能力がなくても結構です。指示通りに動いてくれる学生を希望しますとおっしゃる企業様が時々いらっしゃいます。
指示は指示で守るのは当然ですが,研究能力がなくてもよいとか研究の経験がなくてもよいとかいうお言葉には賛成しかねます。

成果があるかないかよくわからないことに対して,実験データと知識を論的に組み合わせ,
とにかく結論としてドキュメントにすることは,どのような生産プロセスの開発,改善には必要なことです。

このトレーニングには,卒業研究や修士課程の研究はよく合っています。
学生は,<真剣に対応すれば>その経験が将来必ず役に立ちます。

トレーニングと言っても,われわれ教員には大切なことで命をかけていますから,それなりの覚悟をもって研究室活動をしてもらいたいと思います。もちろん,学生にもそれ相応の大きなリターンがあります。

2016/03/20

160320 卒業研究と卒業論文の意味 (その1)


卒業研究のテーマを決めるとき,それから途中でも,確認することがあります。
次のどっちの研究実験をやりたい?

(1) どの結果になるか全くわからないテーマ。かっこいい考察ができることも期待できなくて,もしかすると目に見える成果はゼロ。
(2) だいたい結果は予想できているテーマ。かっこいい考察ができることが期待できて,過去の報告ともよく合致する成果が出そう。

(1) は労多くして,成果ゼロならかっこ悪いし,なさけないです。アルバイトしている時間も活力もありません。研究と勉学に没頭します。
(2)の方が断然,かっこいいし楽です。アルバイトもできます。好きなように学生生活をエンジョイできます。

幸か不幸か,私の研究室を選んでくれたすべての学生は(1)を選んでくれます。
それなら・・・・,ということで(1)にあたる研究テーマを,<私と共に>取り組むことになります。価値ある成果が出れば,学会発表し,学術論文にします。
私と一緒に考え抜こうではありませんか。
期待しています。

(2)は,学問的には何の価値もありませんから,単位を取得できますが学会発表は致しません。

どんな研究室生活をしたいですか。

2016/03/19

160319 そろそろ,次年度のテーマを書こうか。


研究テーマは,
(1) マイクロリアクター関連(MR)
(2) 炭素材料関連(Carbon)
です。

マイクロリアクターは,従来の化学プロセスの一部を置き換えるぐらいに生産手段として期待されていますし,一部では実用化もされています。
来年の私の研究室では,
1) スラグ流(液液交互流,気液交互流)のユニークな点を活かして,抽出プロセスの開発を目指します。
すでに私の研究室の成果は,実用化プロセスとして装置設計に使ってもらっています。

2) エマルジョンの解乳化のための電場を利用した新規な装置を開発します。
論文投稿,特許出願を終え,企業様からの問い合わせが多くなってきました。
実用化と合わせて,学術面からも探究を深化させます。


炭素材料関連は,主に電気二重層キャパシタとリチウムイオンキャパシタの電極を開発しています。
エネルギー問題の解決には蓄電装置が重要で,特に電極はその要素材料として大切です。
すでに実用化されていますが,さらなる性能を向上させるため,材料開発の面からの研究を続けています。
来年の私の研究室では,

1) バイオマス・市販工業製品を原料とした電極の開発を深化させます。充放電の電流特性を解析することは,多孔材料中のイオンの移動を手にとるようにわかります。
実用化と合わせて,多孔材の移動現象の解析を行い学術的な観点からも成果を出そうと思います。

2) マイクロリアクターで電極材料を創製しようと考えています。どのようにするかは,ここでは控えます。

修士1年生は3人います。(MR; 1人,Carbon; 2人)
学部4年生は,上記の4つのテーマを用意しています。

質問があればいつでも連絡してください。



2016/01/08

報告書,論文などのチェックリスト


そろそろ,文書を書き始めるころと思います。
内容も大切ですが,見た目も大切です。

基本中の基本のチェックリストを作ってみました。
プロセッサーの機能を上手く使うと,モレヌケが激減します。

参考になさってください。

----------------------------------------------------------------

数字,アルファベットは半角にする; ワードには一括変換コマンドがある
フォントは指定のものを使う(指定されていなければ統一) (明朝,TMR),(メイリオ,Arial, Segoe)
「,」と「、」が混在していないか ,」に統一する; 検索と置換コマンドを使う