160319 そろそろ,次年度のテーマを書こうか。
研究テーマは,
(1) マイクロリアクター関連(MR)
(2) 炭素材料関連(Carbon)
です。
マイクロリアクターは,従来の化学プロセスの一部を置き換えるぐらいに生産手段として期待されていますし,一部では実用化もされています。
来年の私の研究室では,
1) スラグ流(液液交互流,気液交互流)のユニークな点を活かして,抽出プロセスの開発を目指します。
すでに私の研究室の成果は,実用化プロセスとして装置設計に使ってもらっています。
2) エマルジョンの解乳化のための電場を利用した新規な装置を開発します。
論文投稿,特許出願を終え,企業様からの問い合わせが多くなってきました。
実用化と合わせて,学術面からも探究を深化させます。
炭素材料関連は,主に電気二重層キャパシタとリチウムイオンキャパシタの電極を開発しています。
エネルギー問題の解決には蓄電装置が重要で,特に電極はその要素材料として大切です。
すでに実用化されていますが,さらなる性能を向上させるため,材料開発の面からの研究を続けています。
来年の私の研究室では,
1) バイオマス・市販工業製品を原料とした電極の開発を深化させます。充放電の電流特性を解析することは,多孔材料中のイオンの移動を手にとるようにわかります。
実用化と合わせて,多孔材の移動現象の解析を行い学術的な観点からも成果を出そうと思います。
2) マイクロリアクターで電極材料を創製しようと考えています。どのようにするかは,ここでは控えます。
修士1年生は3人います。(MR; 1人,Carbon; 2人)
学部4年生は,上記の4つのテーマを用意しています。
質問があればいつでも連絡してください。
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